我が家は、3年前(2021年)に庭に砂場を作りました。
庭に砂場を作るに至った経緯は、子どもの喜ぶ姿が見たかったのと、いつでも家で砂遊びさせてあげたいと思ったからです。
実際に、家の庭に砂場があることで、公園に出かけることなく砂遊びがいつでもできます。
これこそが、庭に砂場を作る最大のメリットではないでしょうか。
また、子どもが目の届く場所で砂遊びをしているので、家事や趣味などの時間を作ることもできました。
ですが、庭に砂場を作って後悔したこともあります。
それは、砂遊びで砂が飛び散り掃除が大変なこと!
野良猫のトイレ代わりにされることや草むしりなどのメンテナンスに時間や手間がとられることがありました。
そして、子どもは成長とともに砂遊びをする機会が減るということもわかりました。
ですが、子どもの喜ぶ姿や庭に砂場があるメリットなどを考慮すれば後悔はありません。
これから、庭に砂場を作ろうか迷っている方に向け、庭に砂場を作る【メリット】【後悔したこと】【庭に砂場が必要かを判断するポイント】【レンガの砂場の作り方】を紹介します。
庭に砂場を作って後悔したこと
「子どもに家で砂遊びをさせてあげたい」
そんな思いから庭に砂場を作りました。
砂遊びは、子どもの創造力や集中力・忍耐力が高まったり、手先が器用になるとも言われています。
子どもの成長を育む効果がある反面、砂場を作ったことでの問題点も見つかり、庭に砂場を作ったことで後悔したことがあります。
我が家が庭に砂場を作って、後悔したことを下記にまとめました。
- 砂が散らばり掃除が大変
- 野良猫のトイレ場所として使われる
- 雑草の手入れなど管理が大変
- 子どもが飽きて遊ばなくなる
それぞれの「後悔したこと」を1つづつ詳しく順番に紹介していきます。
砂が散らばり掃除が大変
砂場で遊んだ後は、砂が散らかることが多いです。
なぜなら、スコップですくう時に砂が飛び散ったり、砂をバケツに入れて他の場所にバケツをひっくり返したりして遊ぶことがあるからです。
「この中(砂場内)で遊んでね」と伝えたとしても、最初は上手に遊んでいますが!遊びに夢中になると砂場外で遊んでいました。
子どもが上手に砂場内で遊ぶことは難しいと知りました。
また、風で砂が飛んだり雨で流れたりして、庭や花壇が汚れたり隣の家にも迷惑がかかることもあります。
野良猫のトイレ場所として使われる
庭に砂場を作ると猫や鳥に昆虫が入ってきます。
入ってきた昆虫には、ムカデやハサミムシなど子どもが触って刺されたり噛まれたりする恐れのある昆虫がいました。
小動物や昆虫が入ってくる中でも1番問題になったのが、野良猫によるトイレ場所に使われることでした。
野良猫の糞尿によって、砂場に汚れや嫌な臭いを残していきます。
また、子どもが遊ぶ時に誤って糞を触ろうとしたこともありました。
砂場で安全に遊ぶには、事前チェックが大事だよ。
もし、砂が糞尿で汚れていたら取り除きましょう。
我が家では、野良猫に砂場を荒らされないようにネットをかぶせています。
ネットの重しとして、余ったレンガを使っています。
ネット対策でも野良猫による被害が減らなかったので、猫まわれ右 びっくりスプレーを設置して対策しました。
猫まわれ右 びっくりスプレーの詳細・特徴を詳しく紹介した記事はこちら。
雑草の手入れなど管理が大変
砂場のお手入れを放置していると、雑草が生えてきて遊べなくなります。
長く放置していたら、野良猫 対策で使っているネットにも草が絡まり、取り除くのが困難になりました。
なので、定期的に砂場のお手入れが必要です。
だけど、定期的に草むしりをするとなると大変で嫌になりますよね。
そこで、砂の下に防草シートを敷くことで、草抜きや抜いた草の収集・処分といった手間を省くことができます。
防草シートは、ホームセンターなどでも売っているよ。
子どもが飽きて遊ばなくなる
最初の頃は、子どもも喜びいっぱい遊んでくれます。
ですが、飽きるのも早く砂遊びをする機会も少なくなりました。
おそらく、同じような遊びしかできないことから、子どもにとって「つまらない・飽きた」と感じたのでしょう。
子どもは、初めての物に興味を持ち新しい物にすぐ目移りします。
砂遊びが単調なことや別の遊び・新しいおもちゃの出現によって、砂遊びが飽きて遊ばなくなるのは仕方がないことかもしれません。
我が家では、砂場で遊べるおもちゃを新しく増やしたりして対策しているよ。
庭に砂場があることのメリット4選
家の庭に砂場があれば、子どもは目の届く範囲で遊んでいるので、ママ・パパは安心して家事や趣味に時間を使うことができます。
他にも庭に砂場を作るメリットを下記にまとめました。
- いつでも遊べる
- 汚れても服の着替えやお風呂場で汚れ対策
- 砂場を1人締めできる
- 庭のお手入れや家庭菜園したい時に集中できる
それぞれの4つのメリットを順番に紹介していきます。
いつでも遊べる
砂場遊びをするには、公園などに行かなければなりません。
また、子どもを遊びに連れて行きたくても、時間が無くて遊びに出かけることを諦めることも多いと思います。
なので、子どもに砂遊びをさせたくても公園に行かないといけないことや時間がないことから、砂遊びをさせてあげられる機会を作るのは難しい時があるのです。
ですが、家の庭に砂場があれば、すぐに遊べるので、お出かけしようかどうかの迷いもなくなりし、少しの時間でも遊ばせてあげることもできます。
また、以下のようなメリットもあります。
公園まで行かなくても、すぐ遊べるのは一番のメリットね。
汚れても服の着替えやお風呂場で汚れ対策
砂遊びをする時は、水を使って遊ぶことが多いと思います。
砂遊び=泥遊び と考えるカバネコ!
なので、服が汚れてしまうことも少なくありません。
砂遊びをする時は、服の汚れ対策として砂場着(プレイウェア)を着させているよ。
砂場着(プレイウェア)は、脱着が簡単で砂も入り込みにくく服の汚れも防いでくれます。
そんな、砂場着(プレイウェア)の特徴を詳しく説明した記事はこちらから。
でも、庭の砂遊びなら汚れても、すぐに着替えさせたりできます。
また、汚れが酷ければお風呂に直行できます。
庭の砂遊びなら汚れても、すぐ対処できるよ。
砂場を1人締めできる
公園の砂場で他の子どもと一緒に遊ぶことで社交性を育んでいきます。
社交性を学び成長することは嬉しいことではありますが、トラブルになることも少なくないです。
でも、家に砂場があれば他の子とのトラブルはなくなり、砂場を1人締めして遊ぶことができるのです。
そして、子どもと一緒に砂遊びすることで、親は子どもに砂遊びのルールを教えることができるので、公園で他の子と遊んだ際にトラブルを避け上手に遊ぶようになります。
庭のお手入れや家庭菜園したい時に集中できる
我が家では、庭の草むしりや家庭菜園をする時に子どもたちも一緒に出て手伝いをしようとしてくれます。
最初は、手伝いをしてくれて有難いのですが!
途中から遊びだします。
- 子どもが庭を離れ目の届かない場所に行って連れ戻したり
- 集めた草をバラバラにされたり
- スコップで育てている野菜の土を掘り返されたり
子どもが自由に動き回るので、作業に集中できなくて大変な思いをした事がありました。
だけど、庭に砂場を作ってからは、作業の間はずっと砂遊びさせているので、作業に集中できるようになりました。
作業が終わっても遊んでて「砂遊び終わり」と伝えても、遊びをやめてくれなかったことがあって、その時は大変だった!汗
以上、庭に砂場があることでのメリット4選でした。
次に、庭に砂場が必要かを判断するポイント4選を紹介します。
庭に砂場が必要かを判断するポイント4選
庭に砂場を作る前に、庭に砂場が必要なのか!をしっかりと考える必要があります。
作ってみたけど、子どもが遊ばなかった!と、なったら後悔しかありません。
ですので、庭に砂場を作って後悔しない為にも、作る必要性を判断するポイント4選を下記にまとめました。
- 予算や場所に余裕があるか
- 子どもは砂遊びが好きなのか
- 砂場のメンテナンスありきで考える
- 遊ばなくなったら家庭菜園として使う
上記のポイントを参考に砂場作りを考えてみてはいかがでしょうか。
それぞれのポイントを詳しく紹介します。
予算や場所に余裕があるか
砂場を作るとなると、砂や材料費に施工手間(工事費)がかかります。
作る砂場の大きさで予算も変わります。
また、設置する場所によっては、邪魔になったり庭が窮屈に感じるかもしれません。
なので、庭の広さに合わせて砂場の大きさや設置場所を考える必要があります。
我が家が作った砂場は、レンガを使った砂場になりますが!
我が家が作ったレンガの砂場(2021年施工)の費用は約 1万5千円。とても頑丈に作れて安心して子どもも遊んでいるよ。
レンガの他にも、ブロックや木材を使った作る物もあります。
設置する砂場の大小で費用も変わりますが!
【レンガ・ブロックの砂場】【木材を使った砂場】など、作る砂場の種類によっても費用が変わってきます。
また、費用を抑えて作れば安全性は低くなるので、子どもの安全性を考えれば予算は多めにみておく必要があります。
子どもは砂遊びが好きなのか
砂場を作る前に、まずは子どもが砂遊びが好きなのかを確認してください。
公園に行った時などに「砂遊びする」と伝えた時に砂遊びをするのか!
また、遊具で遊ぶだけじゃなく、砂遊びもしているか!
子どもが砂遊びをしている姿を見て、「庭に砂場を作る必要があるのか」の判断をしてみてはいかがでしょうか。
うちの子は、1歳になる前から庭の砂場で遊んでいますが!
4歳を過ぎてから、あまり遊ばなくなりました。
子どもの砂遊びは、「小学1年生まで」とよく聞きます。
子どもは成長により興味や好みが変わることから、最初は砂遊びが好きでも途中で飽きてしまったり他の遊びに夢中になることがあります。
成長により飽きてしまうことを考えると、子どもの年齢も視野に入れることを考えなければいけません。
砂場のメンテナンスありきで考える
砂場を作ったら、定期的にメンテナンスが必要になってきます。
メンテナンスには、子どもが遊んだ後の「砂の掃除」や「雑草の草むしり」や「野良猫の糞尿の片付け」などがあります。
雑草の発生や野良猫の糞尿の対策として、砂場にネットをしたり草むしりの手間を省く防草シートを敷くことで対策できます。
しかし、完全には防げるわけではありません。
ネットをしていても糞尿をされたり防草シートの隙間から草が生えてきたりもします。
その都度、汚れた砂の取替えや草むしりをしないといけません。
以上のようなことから、庭に砂場を作ったらメンテナンスにかける時間や手間がかかることがわかります。
遊ばなくなったら家庭菜園として使う
子どもが成長したら、砂場は使われなくなります。
なので、「遊ばなくなったらどうしよう!?」
そこで、思いついたのが家庭菜園や花壇として使うことです!
我が家では、2か所の場所で植物を育てたり野菜作りをしています。
家庭菜園が好きな妻は、砂場で遊ばなくなったら「野菜を育てるか」「花壇にして植物を育てるか」を検討しています。
なので、「砂場で遊ばなくなったら○○にしよう」ということまで考えておきましょう。
以上、庭に砂場が必要かを判断するポイント4選を紹介していきました。
次に、我が家が作った「レンガの砂場の作り方」を紹介します。
【DIY】レンガを使った砂場の作り方
砂場を角に作りたかったのですが!
すでに野菜を作っていたので庭の配置を考え、境界ブロック沿いの真ん中あたりに作ることになりました。
ですが、真ん中に設置する場合はレンガの位置出しが大変で少し難しい為、今回は角に砂場を設置する想定で説明します。
レンガの砂場の材料・作り方の手順は下記になります。
【DIY】レンガを使った砂場の材料
縦100cm×横160cm
- レンガ…45個(重し用で+5個されてます)
- 鉄ピン…2本(位置だし用)
- モルタル…砂20kg×3、セメント25kg×1
(水を入れるだけで使える、最初から混ぜられた商品もあります。) - 防草シート…1ロール(1m×5m)
- 砂場用の砂…10袋(1袋15kg入り)
- バケツ…1個
- プラ鏝…1個
- 歯ブラシ…1個(汚れ部分を落とす)
※砂場用の砂の容量15kgの物なら、敷き厚は5㎝で1平方に約8~10袋が目安です。
【DIY】レンガの砂場の作り方の手順
- 砂場の設置場所を決める
- 設置場所の土を掘る
- レンガを敷く
- 防草シートを敷く
- 砂を入れる
今回の砂場の大きさ(縦100cm×横160cm)なら、砂場用の砂を15袋くらい用意したいのですが、我が家は10袋分で十分と判断して使用してます。
砂場用の砂を敷いた時に少ないと感じたならば、少しづつ砂場用の砂を増やしご家庭に合った砂場に仕上げてください。
それでは、レンガを使った砂場の作り方を詳しくしょうかいします
縦100cm×横160cm
- ステップ1砂場の設置場所を決める
※上部の砂場の位置は、我が家が設置した場所です。今回、作る場所は畑の部分(右下隅)に設置する想定での作り方になります。
1,レンガを並べる位置出しは、境界ブロックから1mを離したところに鉄ピンを刺します。
2,糸を張る高さは、境界ブロックから5cm下がった所から水平の高さを鉄ピンに印をつけます。
3,レンガを据える高さの出し方は、木材1m以上の長さの物を使い、その上にスマホを乗せテープなどで落ちないように固定します。この時に、スマホの水平器アプリを使用します。
4,木材の天端をブロックの5cm下がりの所に合わせ、スマホの水平を見ながら鉄ピンに鉛筆や赤ペンなどで分かるように印をつけます。
※水平をきっちり合わせようとすると大変なので、1~3度程度は妥協しても見た目に問題ありません。
5,ブロック側にも同じように鉄ピンを打ち印を付けたら、印と印を合わせ水糸を張ります。
- ステップ2設置場所の土を掘る
1,土を掘る高さは、「ブロックの天端から25cm下がり」「張った水糸から20cm下がり」で掘ります。
※レンガの大きさは、10cm×20cmの物を使用してます。カバネコ土を掘る時に、設置した鉄ピンを触らないように掘ってね。
2,土を掘った後は、床付け(地面)がフワフワなので、足で踏み固め転圧をします。
- ステップ3レンガを敷く
1,バケツにセメント1:砂3の割合で混ぜて水を入れモルタルを作ります。この時のモルタルの硬さの目安は、手で握って団子になる硬さです。
カバネコドロドロはダメだよ!
2,モルタルをレンガに乗せてから、糸に合わせてレンガを敷いていきます。
置いたレンガの高さが合わなければ、下にバサモルを敷いて高さ調整しましょう。
3,レンガを1面並べ終えたら、もう1面レンガを敷いていきます。もう1面の位置・高さは同じ要領で出します。
- ステップ4防草シートを敷く
ブロックを並べたら防草シートを砂場の寸法でカットして敷いていきます。
- ステップ5砂を入れる
防草シートの上から砂を入れて完成です。
※砂の容量15kgの物なら、敷き厚は5㎝で1平方に約8~10袋が目安です。
作るのが苦手な方には、既製品の砂場セット(置くだけの物)があるので、こちらも検討してみてください。
まとめ
家の庭に砂場があれば、公園に行かなくても砂遊びができます。
また、子どもを目の届く場所で砂遊びをさせられるので、家事や趣味などの時間を作ることもできました。
ですが、砂遊び後の掃除や定期的な草むしりに野良猫の被害による糞尿の片付けなど、庭のメンテナンスに時間や手間もかかります。
そして、子どもの成長とともに砂遊びする機会が減ることもわかりました。
カバネコは、庭に砂場を作って後悔したこともありましたが!
子どもの喜ぶ姿
庭の砂場で子どもと一緒に遊べる喜び
それは、尊いものでもあり一生の思い出となりました。
これから、庭に砂場を作るか検討している方は、
- 砂場作りの予算
- 庭のスペース・定期的なメンテナンス
- 子どもの年齢や成長で遊ばなくなること
- 砂場を使わなくなったら別のことに起用できるか
以上のことを考慮し、本当に庭に砂場が必要かどうかを判断してみてください。
この記事が少しでも参考になれば幸いです。