自治会長は、行事イベントの準備や開催に協力したり、自治会連合の打ち合わせや区政協力委員として定例会に出席することが多くあります。
自治会長が参加する自治会行事のほとんどが、土日に設定していることが多いですが!
中には、平日に参加しなければいけない行事もたくさんあります。
自治会長になると、平日から休日まで行事に参加しなくてはいけません。
ですが、多くの人は仕事をしながら自治会長をやっています。
市区町村のアンケート調査結果から、自治会長になっている人はどんな職業についているのか!?
また、働き方の違いでどう生活が変わるのか!?を紹介します。
アンケート調査結果
自治会長になっている人は、どんな職業についているのでしょう。
ここでは、【伊達市(北海道)】【宮崎市(宮崎県)】【横浜市(神奈川県)】の市区町村のアンケート調査結果を紹介します。
【伊達市(北海道)】
令和4年6月のアンケート調査結果
引用元:単位自治会実態調査 結果報告書
【宮崎市(宮崎県)】
令和3年1月のアンケート調査結果
引用元:自治会に関するアンケート調査結果 – 宮崎市
【横浜市(神奈川県)】
令和2年9月のアンケート調査結果
引用元:令和2年度 横浜市 自治会町内会・地区連合町内会 アンケート …
紹介した3つの地域では、自治会長をされている約半数の人が「無職」だということがわかりました。
無職のほとんどは、定年退職した人にあたります。
また、自営業や会社員の人は約4割、その他にあたるパート・アルバイトの人は約1割になります。
このことから、自治会長をされている方は「無職の人」と「仕事をしている人」の割合がほぼ半分ということがわかります。
自治会長になった人の働き方
自治会長をするとなると、プライベート時間もなくなり毎日の生活が大変になることでしょう。
そんな中でも、自治会長になる人は、
- 会社員などフルタイムで働いている人
- パート・アルバイトなどの時短勤務
- 会社経営や個人事業主やフリーランス
など、さまざまな働き方をしています。
その一方で、無職の人や定年退職した人もいます。
働き方の違いにより、自治会長になった時の生活スタイルも変わります。
働き方の違いで生活スタイルはどう変わる
自治会長になった時に働き方によって生活スタイルが大きく変わってきます。
そこで、働き方を3つに分類して考えます。
どうして!?
例えば、自治会行事の準備や参加しないといけない!
自治会の主な活動内容について詳しく紹介した記事はこちらから。
また、自治会長としての業務やがあるとします。
そんな時!
- 仕事疲れが残っている
- 仕事を休めない
- 業務にあてる時間がない
- 遊びたい
- ゆっくりしたい
などの理由があったとしても、「自治会行事の準備や参加」「自治会長の業務」を放置するわけにはいきません。
つまり、今までの生活の中で作れたプライベート・休憩時間が無くなり、自治会にあてる時間を作る必要が出てくるのです。
そうなると、「この先、自分時間が無くなるのは嫌だな~」と思い、自治会長としてやっていくのが難しくなります。
なので、働き方が重要になってくるのです。
ここでは、以下の3つの働き方に分けてみました。
- 無職・定年退職をしている人
- 会社員・パート・アルバイト
- 会社経営や個人事業主やフリーランス
それぞれの働き方で生活にどう影響するのかを見ていきましょう。
無職・定年退職をしている人
アンケート調査結果で、自治会長をする人の半数は仕事をされていません。
また、仕事はしていたけど定年を迎え会社を辞めたので、「今は無職になった」という人もいます。
このことから、「仕事が無くなって時間に余裕ができたから自治会長になろう」と、考えられたのではないかと思います。
つまりは、仕事しながら自治会長になるのは難しいということがわかります。
実際に私も、サラリーマン時代が続いていたら、妻が自治会長になることを反対していたかもしれません。
今の私は、フリースタイルで働いているので、いろいろと融通が利き時間に余裕もあります。
なので、時間に余裕がある人こそ自治会長に向いているのではないかと思います。
会社員・パート・アルバイト
アンケート調査結果では、約3割の人が会社員やパート・アルバイトをしながら自治会長をしています。
会社員ともなると土日休みの人がほとんどで、平日の自治会行事に参加することが難しくなります。
仮に参加できない場合は、副会長などに頼んで代理を立てることができますが!
必ずしも参加しないといけないわけではありませんが!
何度もお願いすることになると気を使ってしまいます。
そのことを考えると、土日休みが多い会社員の人が自治会長を上手くやっていくのは難しいのかもしれません。
パート・アルバイトの人はどうなの~!?
フルタイムで働く会社員とは違い、平日を休みにできる点があります。
また、パート・アルバイトの人の多くは勤務日数や勤務時間が少ないことから、自治会行事に参加しやすくなります。
ですが、ほとんどの自治会行事のイベント(夏まつり、盆踊り、秋まつり、敬老会、火まつりなど)は、土日に開催することがほとんどです。
そうなると、行事の準備などに参加はできるが!
肝心の自治会のイベントに参加することが難しくなります。
なので、会社員やパート・アルバイトの人は、自治会が行うすべての行事に参加することが難しくなるのです。
会社経営や個人事業主やフリーランス
会社員などのフルタイムで働いている人は、自治会長をするのは難しいのかもしれません。
アンケート調査結果でも、会社員の人が自治会長になっている人は約2割です。
同じ割合で、時間に融通が利く自営業(会社経営や個人事業主)やフリーランスの人も多くいます。
会社務めで時間に融通が利かない働き方よりは、時間に融通が利く自営業やフリーランスの方が自治会長を上手くやっていけるのです。
ですが、いくら時間に融通が利くからと言えど、
- 仕事優先で時間が作れない
- 仕事の合間で自治会業務をする
- 結局は仕事を終えてから業務する
など、仕事が忙しく時間が作れないこともでてきたり、仮に都合よく仕事の合間に自治会業務ができたとしても大変なことです。
まとめ
自治会長になっている人の「働き方」と「働き方の違いでどう生活が変わるのか」を紹介しました。
【伊達市(北海道)】【宮崎市(宮崎県)】【横浜市(神奈川県)】の市区町村のアンケート調査結果から、自治会長になっている人の半数は無職でした。
また、自営業や会社員は4割、パート・アルバイトは1割の人がいることがわかりました。
働き方の違いで、自治会行事に参加できなかったりプライベート時間も無くなったりと、毎日の生活が大変になる人もいます。
そのことから、フルタイムで働く会社員の人よりも自営業やパート・アルバイトの人の方が時間に融通が利き自治会長に向いていると私は思います。
働くだけでも大変な生活をしている中でも、頑張って自治会長をしている人は多くいます。